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中蒲原福祉会の人材育成の方針

 私たちは、法人基本理念である『すべての人の笑顔と信頼のために』の実現のため、職員が伸び伸びと働ける環境づくりを目指しています。

 福祉の仕事には、他の一般企業での仕事では決して味わうことのできない「やりがい」に溢れています。利用者様からの「ありがとう」の言葉、ご家族様のお役に立てたときの達成感、職場のメンバーと一体で取り組む連帯感・・・日々そうした働く喜びを感じられるのが、福祉の仕事の魅力ではないでしょうか。

方針 職員と利用者.JPG

 しかし、それと同時に対人援助職ならではの難しさ、厳しさ、悩みもありますし、学ぶべきこともたくさんあります。それでも、1人でも多くの方にこのやりがい溢れる仕事に携わっていただきたい、そして仲間入りした職員には末長く働いていただきたいと、中蒲原福祉会は願っています。

 中蒲原福祉会では、次のような取り組みを通して、福祉の仕事に携わる職員の育成と働きやすい職場づくりに取り組んでいます。

1.研修体系とキャリアパス

 年度当初に3日間の日程で行われる総合研修で、法人の概要や地域での役割、社会人としての心構えをはじめ、救急法や医療的行為、権利擁護やリスクマネジメントについて総合的に学びます。また先輩職員による事例紹介や法人内の10ヶ所以上の施設見学も取り入れています。

・新採用職員と中途採用職員のための全体研修

・雇用期間の定めのない「正職員」採用と、基本給表の等級がステップアップする評価・試験制度

 介護職員や生活支援員といった職種も、当初から雇用期間の定めのない「正職員」での採用なります。(一部の時給制フルタイム雇用を除く)これは、ご縁があって中蒲原福祉会の一員となったからには、ぜひ長く経験を積んで知識・技術に磨きをかけて成長し、ぜひ多くの利用者に、そして地域福祉の向上に貢献してもらいたいという願いが込められています。

 また、基本給表の等級がステップアップする昇級試験が制度化されており、資格と経験年数等の要件さえ満たせばどなたにも受験資格が与えられます。

・毎月の園内研修開催、ステップ別の外部研修への参加

 年間計画に基づいて毎月園内研修を開催し、知識・技術を高めてより良いサービスを提供できるよう取り組んでいます。また、業界団体等が主催する外部研修への参加を推進し、職場を離れて新たな視点から資質向上のきっかけをつかめるよう取り組んでいます。

・キャリアパスの制定と役職者のリーダーシップ向上

 中蒲原福祉会では、誰にでも公平に、リーダーや役職者として活躍するチャンスがあります。若手職員は資格を取得して経験を積んでステップアップを、転職等により中途採用された職員は身に付けた知識・

技術を生かした活躍を求めており、それを成長のための『道しるべ』である「キャリアパス」として制定しています。             

主任と若手.png

 また、若手リーダーが多く活躍している職場であるため、平成29年度からは役職者や中堅職員層のリーダーシップ向上を目指して、外部講師を招いての継続研修を実施し、組織的にサービスの質の向上と働きやすい職場の実現に向けて取り組んでいます。

 さらに、マネジメント能力の一層の強化に向けて、法人内外の講師による継続研修を企画し、新人・若手職員のみならずリーダー層のスキルアップにも常に取り組んでいます。

             

2.働きやすさ向上と末永く働くための仕組み

・仕事に対する想いや働き方の意向を打ち明ける自己申告制度

 年1回、仕事のやりがいや負担感、悩みといった現状から、意識して取り組んでいる分野や将来的な働き方の意向、職種転換や異動希望を打ち明ける自己申告制度を設けています。これは、経営者層と労働者の距離を縮め、より良い職場環境を実現するための取り組みです。この制度により「もっと上を目指したい」「新しい分野に挑戦したい」「家庭と仕事の両立を図りたい」などの職員それぞれの思いが、働き方に反映されています。

 また、ご希望に応じて園長・施設長や法人事務局との面談も実施しています。

・育児休暇や介護休暇の制度、常勤職員⇔パート職員の雇用形態の変更

 『職員のみなさんには末長く働いていただきたい』と考えている中蒲原福祉会ですが、人生には結婚や出産、子育てから家族の看護や介護などさまざまなライフイベントが待ち構えています。そんな中でも、やりがい溢れる福祉の仕事をぜひ続けてもらいたいという思いから、産前産後休暇の取得はもちろん、育児休暇や介護休暇の制度を充実させています。また職場内の意識も「さまざまな体験で人は成長するもの」「困ったときはお互い様」という考え方が定着しており、お互いに協力しながら家庭と仕事の両立を図っています。

 また、常勤職員からパート職員に雇用形態を切り替えたり、逆にパート職員から常勤職員として復帰する職員もいます。

3.サービス向上のための取り組み

 今年度も引き続き、法人を挙げてサービスの向上に努めます。理事長をはじめ各施設の園長・施設長が一体となり年間の事業計画に盛り込むなどして、次のように重点的に取り組んでいます。

・声掛けの向上(高齢者施設を中心に実施)

家庭的な雰囲気の中でも、丁寧な言葉遣いを欠かさないように努めます。また、現代の介護で求められる利用者様への「説明と同意」「選択の機会の提供」を意識した言葉遣いを取り入れ、徹底していきます。

・職員間のコミュニケーションのレベルアップ(全施設で実施

 日々の業務の底辺を支える「職員間のコミュニケーション」。しかし、幅広い世代の、さまざまな経験と価値観をもった職員が集まる職場においては、職員間においても丁寧な言葉遣いと相手を不快にさせないマナーが欠かせません。このため、「仕事の質=コミュニケーションの質」を合言葉に、「聴く」「話す」の基本、相手に与える印象を意識したコミュニケーションスキルに関する研修を重ね、気持ちよく働ける職場づくりに継続的に取り組んでいます。

・役職者のリーダーシップ向上(全施設で実施)

 施設の目指すものや職員のあるべき姿を示し、指導できる役職者の育成を目指しています。このために、リーダーシップに関する研修を実施するとともに、まず役職者自身が模範的な職員に一歩でも近づくことを目指し、日々取り組んでいます。

・「職場の報連相ルール」の浸透と定着(全施設で実施)

 「コミュニケーションにおけるミスは仕事のミスに直結する」ということを念頭に置き、職場におけるミス・トラブルの原因となる報告・連絡・相談の課題の解消に向けて、「職場の報連相ルール」を導入し浸透と定着に取り組んでいます。これには、組織力を強化して安定したサービスを提供することはもちろん、職場の雰囲気や働きやすさを高める狙いもあります。

・健全な経営基盤の確立(全施設で実施)

 国の財源に対する将来的な不安、相次ぐ報酬単価の引き下げによる影響を最小限に抑え、地域において安定的、継続的に福祉サービスを提供することを目指し、園長及び役職者、経理担当者は常に稼働率の推移や収支状況を確認し、幹部会議等で毎月情報交換を行い経営状態の共通認識に努めています。

 また、これまでの福祉事業により得た利益を地域に還元するため、新たな福祉事業の拠点の開設にも取り組んでいます。

就職・転職をお考えのみなさまへ

 この背景には、公設民営で実直な法人運営を常に意識していること、利用者本位であり続けること、地域のニーズに応えて派手さはないが間違いのないサービス提供を目指していること、そして何より、働き手の立場を重視して職員一人ひとりを大切に、働きやすい職場づくりに取り組んできたことが挙げられます。

 働く上では、お客様(利用者様)との出会いや別れ、職員間の人間関係、家庭の事情や自分自身の心身の問題など、さまざまな悩みや苦労がつきものです。しかし、それを上回るやりがいがあるのが福祉の仕事です。中蒲原福祉会は、「この法人で働きたい」と感じ、力添えをいただける方をお待ちしております。現在学生として学んでおられる方も、同様の業界でお勤めされている方も、また全く異なる業種でお勤めの方も、中蒲原福祉会を選択肢のひとつとしていただければ幸いです。

 中蒲原福祉会は、新潟市江南区を中心に社会福祉事業を展開する社会福祉法人です。平成9年に最初の施設となる「特別養護老人ホーム向陽の里」「障害者支援施設あさひ園」の開設から25年、定員規模1200名、職員数800名以上という中堅の法人へと成長いたしました。

 ホームページ上の職員募集以外にも、求人・採用情報は日々流動的です。収入額の試算、採用条件のご相談にも応じますし、求人の事前登録制度もございます。関心をお持ちの方、また専門的な資格・経験をお持ちの方は、ぜひ一度、中蒲原福祉会法人事務局までお問い合わせください。

労働施策総合推進法に基づく中途採用比率の公表

正規雇用労働者の中途採用比率 2018年度:89%、2019年度:71%、2020年度:64%

公表日:令和4年3月

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